成長記録

【回想】ダウン症児マナのトイレトレーニング~トイレ独り立ちまでの記憶~【前編】

今でこそトイレは独り立ちしましたが、ほんの少し前まではオムツを履いていたマナでした。

何歳からトレーニングを始めたのか、トレーニング中に意識していた事など..

今回は徒然と過去を思い出す形となりますがお話させて頂ければと思います^^

マナがトイレトレーニングを始めたのは・・

それではマナがトイレトレーニングを始めた頃のお話しからしますね。

まずマナがトイレトレーニングを始めたのは4歳頃からでした。

すでに保育園に入園した後という事で健常の子供と比べればかなり遅い方でした。

一般的に健常の子がトイレトレーニングを始めるのは1歳~3歳頃かと思います。

ですがマナはまだ2歳の時点で歩けるようになるか、ならないかの訓練中でした。

健常の子ですと、おおよそ1歳頃には歩いていると思いますが・・・!

マナはダウン症児という事もあり成長スピードもゆっくりで、そのような状態でした。

ですので、当時の私は・・

畑乃なす子
畑乃なす子
まずはしっかり歩けるようになってからにしよう!
同時に2つの訓練をするのはマナも大変だしな~!

このように考えてました。

また体の発達・理解力のレベルというのも、普通の子と比べるとマナはやはり遅いです。

健常の子と同様にダウン症児の成長度合いも人それぞれで異なりますが、約2倍ほど遅いと言われています。

例えば、トイレトレーニングは子供が↓のような状態になった時期に始めるとされていますが..

■ 自分の尿意が分かる
■ ちょっと我慢する事ができる
■ 出て気持ちいいと感じる

(この「少し我慢」→「出す事ができる」という「過渡期」でトイレを覚えていく)

これらについてもマナの発達・理解力ですと2-3歳の時点では追いついておらずでした。

という事で入園を機に、保育園では先生に助けて頂きながらトレーニングを進めていきました。

ダウン症児がトレーニングを始める目安とは・・

一般的に、先ほどご紹介した「尿意の感覚」「我慢する感覚」「出る時の感覚」..

これらが自分で分かってくる段階にトイレ訓練は始めると良いとされています。

ただダウン症児は発達・理解力が健常の子より遅いという事だけでなく・・・

生まれつき疾患を抱えて幼少期に手術があるなどの問題がある子も多くいますよね。

ですので、トレーニングを開始する目安はその子それぞれで全く変わってくるかと思います。

私の周りのダウン症児の子は4歳前後で開始をする子が多いですがもっと早い子も遅い子もいます。

ですから焦らず、お子さんの成長に合わせて進めるのがいいのかなぁ...と思っています。

結局オムツ卒業までかかった期間は1年半ほど・・。

そうしてトレーニングを始めましたが結局オムツが取れるまで1年半程かかりました。

主にトイレトレーニングでは・・

■ 絵本の読み聞かせ
■ お人形でのごっこ遊び
■ おまるに座る
■ 補助便座に座る
■ トレーニング用パンツを使う

上記のような事をしていました。

絵本やお人形を使い「トイレとは何か?」という認識ができたら、次の段階へ行き・・・

次はおまるに座る事を目標にし、上手に座れたら褒めてあげる...などなどしていきました。

ゆっくりでも、マナが少しずつステップアップしていけるよう進めていきました。

また、もし漏らしてしまってもマナが安心できるように声かけをするなどしていましたね。

とにかくトイレが嫌にならないよう楽しくできるように声掛けをするなど、心がけていました。

ちなみにマナは1度だけおまるの前に補助便座に座らせてみた事があります。ですが怖かったらしく泣いて降りてしまいました。やはり最初はおまるから・・・ですね^^;

マナの具体的なトイレトレーニングの様子についてはこちらの記事でお話ししています♪

トレーニング中のマナの保育園での様子について。

次にトイレトレーニング中の保育園でのマナの様子についてお話ししますね^^

マナは、健常の子と一緒に通う一般的な保育園に通園していました。

当時、「オムツが取れていない状態で入園が可能か?」という事は事前に確認を取り入園しました。

そこでは先生方の支援もあり特に困る事もなく家と同様に訓練をしていく事ができました。

例えば、当時の先生には私から「トイレに行く時間の間隔」などを伝えていました。

そうした事を伝えると先生もなるべくその時間でトイレにマナと行くなどして下さいました。

また保育園では本当にありがたい事にクラスのお友達が、、

お友達
お友達
マナちゃんトイレに行こう!

・・・などとマナの手を引いて連れて行ってくれるという事も数多くありました。涙。。

マナもお友達とトイレに行く事が嬉しかったようで、家よりスムーズに行く事もありました。

このような状態で保育園でも先生方に支援をして頂きトレーニングを進めていきました。

ちなみに、マナは毎日リュックの中にオムツや替えのパンツを入れて通園していました。

ただ・・・オムツが取れていないと困る事が1つ。

保育園でのトレーニングに安心してた私ですが、一つだけ困る事がありました。

それは何かといいますと、プールです!

保育園ではオムツが完全に取れていないと周りの子と同じプールに入る事ができません。

なのでマナは皆が遊んでいる大きなプールの横に小さなプールを置きそこで遊んでいました。

これには最初少しかわいそうにも思いましたが^^;

ですが逆に「皆とプール入りたい!おトイレ頑張ろう!」という気持ちが出るのでは?

とも思いました。

ですので、これも悪い方向には考えず前向きに捉えるようにしていました^^

トイレトレーニング中に私が意識していた事2つ

次に私がトイレトレーニング中に意識していた事を綴りますね~。

当時を思い出しつつ書かせて頂きます。

とにかく焦らないで「おまるに座れたら上出来!」くらいの気持ち!

とにかく私は長い目で見てトレーニングをしていこうと考えていました。

トイレトレーニングの期間は障害の有無に限らず、子供それぞれで異なりますよね。

平均期間は6か月前後だそうですが、、1か月の子もいれば1年以上かかる子もいます。

ですので「やるべき事」をしっかりやったのなら、後は焦らない事だと考えていました。

マナは平均以上に時間がかかりましたが私の中では・・・

畑乃なす子
畑乃なす子
いつか取れる日がくる!!

くらいの気持ちでやっていました。

焦ってもオムツは取れないと思いますので・・^^;

また、あまり急ぐと「オムツ外れの中断」や「後戻り」をするケースが多いと聞きました。

いざオムツが取れたと思ったらお漏らししちゃった・・・というパターンですね。

そうなってイライラして怒ってしまうのは、これまた親子共に大変になってしまいます。

ですので「おまるに座れたらうちの子天才☆」くらいの気持ちで焦らないよう意識していました。

着替えも洗濯もドンとこい!という気持ち。

こちらはトレーニングパンツをはいてからのお話になりますね。

トレーニングパンツになるとお漏らしにより洗濯物がドンドン増えるていくと思います。

普段から家事に追われていると、少し洗濯物が増えるだけでも大変な事かと思います。

ただ、これも・・

畑乃なす子
畑乃なす子
洗濯物は増えるものだ!こんなに出てくれて健康的さ!

くらいの心構えといいますか、気持ちでやっておりました^^;

(ちなみにマナはよくリビングのカーペットに全力で漏らしていました笑)

でも、これでまた焦って怒ったりイライラすると子供に良い影響がないなと考えました。

なので「着替えも洗濯物もドンとこい!」という気持ちを持つようにしていましたね。

トレーニングを始める時に便利だったもの

最後に簡単にトレーニングを始めるにあたって便利だったものをご紹介しますね~^^

これからトイレトレーニングを始められる方は参考にして頂ければ幸いです(*´▽`*)

①トイレとは何かを教えるための「お人形」や「絵本」

まずマナに分かりや~すく・・

トイレとは何か?
トイレを使う意味とは?

これらを分からせるために「お人形」や「絵本」を使いました!

お人形は、マナは女の子だったのでメルちゃんを使いました(∩´∀`)∩

メルちゃんを使って「トイレごっこ」をする事でトイレへの興味を誘導しました。

次に絵本は「ノンタンのおしっこしーしー」を使いましたよ~。

こちらも読み聞かせる事で「トイレに行く」という概念を伝えていきました^^

②言わずもがなですが・・「トレーニング用パンツ」

これは言わずもがなですが・・・やはりトレーニング用パンツは良かったですね。

トレーニング用パンツは濡れた感覚が普通のパンツと比べて分かりやすくなっています。

なので、漏らした時に「パンツが濡れて気持ち悪い!」という感覚が覚えやすいのです。

なのでこのトレーニング用パンツもマナの場合、重宝しました~。

ちなみにマナは「おまる→補助便座」と慣れてからトレーニング用パンツへと移りました。

やはりこのように段階を踏んで慣れてきてから使われるのが良いですね^^

③トイレトレーニングの味方・・・「おねしょシーツ」

こちらも私が使ってみてよかった物ですが「おねしょシーツです」

トイレトレーニング中は就寝中にお漏らしをしてしまうなどは「あるある」ですよね。

そんな時に「おねしょシーツ」があると洗濯物を最小限にできます!

備えあれば憂いなしという事で・・これは親自身の安眠の為にもあると心強いですよー。

④トイレに座っても怖くない~!「補助便座」

次にこちらもトレーニングに欠かせないグッズ・・「補助便座」です。

一般的な家庭用トイレって、座る部分の穴が子供にとっては大きいですよね..。

その大きな穴に足も宙ぶらりんで座る・・という事で最初は恐怖心を持つ子が多いです。

そこでトレーニング時には補助便座を付けてあげると安心して用を足せます(∩´∀`)∩

(マナは最初、補助便座でさえ怖がっていましたが・・。)

集中して用を足す事もできますので、トレーニングには非常に大事な物かと思いましたっ。

⑤トイレを楽しみに・・「絵が浮かび上がるシート」

世の中には便利なモノがあるなぁ..という感じなのですが^^;

①トイレの内側にシートを貼る→②用を足す→③シートに絵が浮かび上がる!

という商品があるんですね。(正式名称が分からず・・すみません汗)

用を足すとランダムに絵が浮かび上がるので子供にはウケがよいです♪

こちらは「トイレに行く気になる」「オマルが楽しみになる」などの効果がありました。

楽しみができるとトレーニングも捗りますので、あると便利かなぁと思います^^

最後に・・

という事で今回はマナのトイレ独り立ちまでのお話し(前半)を書かせて頂きました。

今回の記事の続きはこちらになりますので是非こちらも読んで頂けますとうれしいです^^

それでは今回のお話が少しでもお役に立てれば幸いです。ありがとうございました!

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ABOUT ME
畑乃なす子
ダウン症児を育てるママブロガー。2014年当時21歳にてダウン症の娘を授かる。しかし出産後もバリバリ働き過ぎたためか?当時の旦那さまと大人の事情でアレコレあり離婚。その後はシングルマザーとして昼夜問わず働きながら娘を育てる日々。「なんでそんなに元気なの?」と人からよく聞かれるが本人もよく分かってない。2020年元気印を活かすべくブログを開設!とにかく読みやすい&楽しいブログを心がけています..。

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